8月8日 夜のなのはな


瞬きするのももったいない、迫力満点の花火5000発!



伴さんのご厚意で、
美作にある「西の屋」というお店が
開催する打ち上げ花火大会に、
みんなで行きました。

伴さんは地元の方で、
花火大会を真正面から楽しめる
対岸に土地を持っていらっしゃいます。

伴さんは、
なのはなファミリーのために、
打ち上げ花火を一番近くで見られる特等席を
用意して下さったのです。

みんなで浴衣に身を包み、布ぞうりを履いて
駐車場に到着すると、
伴さんが「みんな浴衣で格好いいですね」
と笑顔で迎えてくださって、
すごく嬉しかったです。


ござを敷いて、
みんなで座り、星が瞬く空を見上げました。
夕方にかかっていた薄い雲が晴れわたり、
風が吹いているようで、
花火の煙もたちまち消え去り、
最高のコンディションでの花火大会でした。



次から次へと打ち上げられる花火、その数、5000発。



大きな花が咲いたような花火はもちろん、
虹色の光が次々に飛び出す花火や、
ハートマークを描いた花火、
笛の音や爆音を放つ花火、
龍のように天高く上る金色の花火……。
花火が打ち上がる度に、
みんなと「わあっ!」と歓声を上げ、
光に照らされたみんなの瞳は
夢を見ているようにキラキラしていました。









私は
「打ち上げ花火」と聞くと、
息が詰まるような人ごみの中で、
履きなれない下駄で精一杯の背伸びをしながら
知らない人の頭ごしに見た花火を
思い出すことしかできず、
「花火大会に行こう」
と言われても、なかなか足が進みませんでした。



けれども、
私は西の屋の花火大会で、
何にも遮られない広い空に、
視界に入りきらないほど大きな大輪の花火を見ました。
花火玉に火がついた
「シュボッ」という音を聞きました。
そして、
「ヒュルルル」という音とともに
地上から空高く上る光の筋をたどり、
真っ暗闇に浮かんだ点のような光が
一瞬の間をおいて
大輪の菊や牡丹へと花開き、
また静かな空へと散っていく、
その一部始終を目に焼き付けました。








花火大会がクライマックスに近づいた頃、
大きなすだれ柳のような花火が空を覆いました。
そしてその残り灯は、
無数の星がキラキラと舞い降りるように散っていきました。
私たちは、思わず深いため息を洩らしました。




私たちは瞬くのも忘れるほど、
花火の美しさに魅了されました。
こんなに安心して、
花火を楽しめたのは初めてでした。

家族みんなで声を上げながら、
最高の花火を見ることができて、すごくすごく嬉しかったです。


5000発の感動の花を咲かせてくれた花火の
一つ一つを心に焼き付けて、
私もこれから、心と身体を耕して、
たくさんの人といい影響を与え合い、
芸術的で魅力的な「人生」という
一つのアートを作っていきたいです。




夜のなのはなは しおり でした。