7月24日 夜のなのはな

黄色いなのはなが華やかにお祭りを彩りました。
地元勝央町の夏祭り、天神涼み。
なのはなファミリーは道中踊りに参加しました。




17時前から降り出した夕立。
お祭りが中止になるかというような激しい雨でした。
揃いの黄色いはっぴに着替えた私たちは、
雨が上がるのを願いながら待機していました。



「雨が上がって欲しいと心の中で願えば、やむよ」
お父さんの言葉通り、
雨は祭の開始時間に合わせたかのようにぴたりとやみ、空が明るくなりました。
綺麗な虹がかかりました。
「見て見て、大きな虹。ホントにやんだね」

私たちは車に乗り込み、福祉センターに向かいました。
開け放った窓からは、涼しい風が吹き込んできます。
夕立のおかげです。


福祉センターでは、
既に勝央音頭保存会の方が踊りの練習をされていました。
到着した私たちも、さっそくその輪に加わります。

「やっとさ~やっとさ~」
保存会の方は掛け声をかけながら踊っていました。
ひとつひとつの動きも滑らかで、とても綺麗です。
私たちもこんな風に踊りたいなと思いました。

「黄色いはっぴ、いいねぇ。髪飾りもかわいい」
「帯の流しはこうして後ろにすると粋だよ」
「もう少し、あわせをきちんとした方がいいね」
保存会の方が色々と声をかけて下さり、
とても嬉しかったです。

「注意事項を言います。元気に踊って、帰ってきましょう!」
18時半過ぎ、いよいよ道中踊りスタートです。
お宮から勝間田駅前のロータリーまでの往復です。
ピンク色のはっぴを着た保存会の方を先頭に、
なのはなの52人が続きます。


踊り始めはまだ空が明るく、町はずれの天神様の前は静かでした。
それでも浴衣姿の人や提灯の飾りを目にすると、
お祭り気分が盛り上がり、ワクワクしてきます。

“天神涼みを華やかに盛り上げる、踊りのプロ”
恥ずかしがったりせず、真面目に全力で。
笑顔で、美しく。

私たちはこんな気持ちで踊りました。
練習したときのことを思い出しながら、
指先を揃え、腕の力を抜かず、目線も意識して。






商店街の両脇には屋台が出ています。
辺りが徐々に暗くなり、
気付けば道にはたくさんの人が行き交っていました。
親子連れ、若い中高生、年配の方。
踊っていると身体がぶつかりそうなくらいです。

手拍子をして下さる方。
1曲終わる毎に周りから拍手もありました。

身体の距離だけでなく、心の距離も近くに感じられました。

“笑顔を作らなくては”と意識しなくても
自然と顔がほころびます。
自分たちの踊りを笑顔で見て下さる方がいるからです。
踊る楽しさは、
踊る側と見る側の間に生まれるものなのだと感じます。
音楽と同じです。

途中、議長の岡本さんの姿が見えました。
「踊ってるのはみ~んなわしの孫じゃ」
岡本さんは知り合いの方に、
私たちのことをこう言っていました。





「去年より人数多いんじゃない?」
「こんなにたくさんの若い女の子が、どこから来たんだろう?」
「そりゃ、古吉野からにきまっとるよ」
こんな声も聞こえてきました。

なのはなのファミリーこのことを知って下さる方が
確実に増えています。
地元の一員として天神涼みに参加しているのだと
感じられ、幸せです。








ロータリーに到着し、冷たいお茶でひと休憩。
汗をかいた皆の顔は、生き生きと輝いています。

折り返した後は少し早足で踊りました。
踊れば踊るほど楽しくて、
身体も心も軽やかになっていきました。




「いいよ、綺麗にそろってるよ」
カメラを手にしたお父さんが声をかけてくれます。
「もうすぐ終わりだよ。楽しんでね」
お母さんが笑顔で見守っていてくれます。

よっぴーや太郎君、スタッフの皆。
そして地域の方。
たくさんの人と共に、
天神涼みの時間を共有できました。

商店街を抜け、踊り始めた場所に帰ってきました。
踊っていたのは1時間半ほどです。
その時間はあっという間に過ぎていきました。
いつまでも踊っていたいと思うくらい、
楽しい時間でした。




「見る人が楽しい気持ちになるような踊りをしよう」
「18歳、高校中退、彼氏と来たけれど面白くない。
そんな女の子が前向きな気持ちになるような踊り」
お父さんが練習の時に言っていた言葉です。
私たちは真面目に踊り、心から楽しみました。
その姿が誰かの心に届き、
希望や勇気になっていたらいいなと思います。


なのはなファミリーの52人が道中踊りに参加したことで、
天神涼みは華やかでにぎわいのある
お祭になったように思います。
こうして伝統の行事を盛り上げ、
地元に貢献できたことを嬉しく思います。




夜のなのはなは なお でした。