6月6日のなのはな



「第4回 愛の村・緑と風のコンサート」に、
なのはなファミリーのジャズバンドを中心に37人が出演しました。





コンサート会場となったのは、
美作市(旧東粟倉)の後山のふもとにある
「愛の村パーク」です。
“美しい緑と 澄んだ空気と
愛がいっぱいの 音楽と!”
そんなキャッチコピーがぴったりの、
開放的なコンサート会場でした。
豊かな緑が太陽に照らされて輝き、
心地よく吹き抜ける初夏の風が
頬を撫でました。











開幕は11時。
オープニングセレモニーは、
「オルゴール・コンサート」でした。
100年前のものと言われる
ドイツ製のオルゴールと、
ストリートオルガンの音色が、
風のささやきのように会場をつつみました。




コンサートでは、
地元で音楽に親しんでいる方々が
バンドやユニットで演奏しました。
ポップス・ロック・ジャズ・フォーク、
ベンチャーズサウンドなど、
世代とジャンルを超えて多くの人に親しまれる
様々な音楽を楽しみました。
楽器もジャンルもさまざまだけれど、
元気な気持ちや前向きな気持ちに溢れていることは、
どのステージも同じです。











出演バンドは全8組。
なのはなファミリーの演奏はプログラムの3番目の12時半からで、
全5曲による約30分のステージとなりました。


なのはなファミリーは、
今回のステージで新たな挑戦をしました。
それは、
演奏する曲をジャズだけで構成したことです。
まず、ジャズバンドで演奏する3曲
「イン・ザ・ムード」
「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」
「モーニン」。
そして、
愛の村コンサートに合わせて編成を変えた
「鈴懸の径」
「テイクファイブ」。


「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」
「イン・ザ・ムード」
「鈴懸の径」の3曲は、
今回のステージが初披露となりました。














本番前、私たちはお父さんとお母さんを中心に輪になりました。
お父さんが言いました。
「みんな、小さな声でいいから、
アカペラでインザムードをやってみよう」
お父さんの指揮で、
私たちはそれぞれのパートを歌い、何小節か合わせました。
お父さんが、
「よし、大丈夫だ」
と、笑顔で言いました。
みんな、そばにいるんだ。
心は1つなんだ。
そう思うと、気持ちが落ち着きました。





私はフルートを担当しています。
この日に向けて、
時間を見つけては練習しました。
フルートパートとして、
もっといい音を出したい。
ジャズバンドとして、
もっといい演奏がしたい。
それはきっと私だけではなく、
空いている時間にはいつも楽器練習の音が聴こえてきました。
それが私の勇気になりました。







私たちのジャズにしかない魅力を、
今回のステージで最大限表現したい。
自信を持って、堂々と、私たちの今の精一杯を出すことを楽しんで、
聴きにきてくださった方にも楽しんでもらいたい。
みんな、気持ちは1つでした。






ステージに立つと、
観客席には応援して下さるたくさんの方が目に入りました。
私たちの保護者的存在である
勝央町議会議長の岡本さんやその娘さんと、
いつもスポーツを教えていただいている黒沢さん。
古吉野地区の板坂区長さんや香本さん。

この日のステージのために、
遠いところを応援に駆けつけてくださるお気持ちが、
とても嬉しかったです。
















お父さんの指揮棒が、
太陽のライトに照らされて光りました。



みんなの息づかいをとても近くに感じました。
演奏はあっという間にすぎていきました。
ジャズバンドの演奏では、
1つのパートや楽器によるソロの部分で
そのパートの子の気持ちが伝わってきました。







『鈴懸の径』では、
クラリネットのわたちゃんと
ソプラノサックスのめだかちゃんの音が、
1つの楽器が奏でているように聞こえる瞬間が何度もありました。







「今日はお互いを信じ合って演奏しよう」
2人は本番前にそう言葉を交わしたそうです。














ラストの『テイク・ファイヴ』は、
今から約1年前、
私たちが初めて挑戦したジャズの曲です。
当時、いちばん難しかったはずのこの曲が、
今はなのはなの定番曲と言ってもいいぐらいの
最も安定して楽しんで演奏できる曲になりました。
締めくくりとなったこの曲で、
私たちは出せる力をすべて出し切りました。





演奏が終わった瞬間、
大きな拍手をいただきました。
演奏は成功したんだと思いました。
「すごくよかったよ」
お父さんとお母さんが、
大きな笑顔でそう言いました。


演奏を聴いてくださった方々も、
「迫力があったよ」
「聴くたびに上手くなっているね」
「ジャズの雰囲気が出ていたね」
と、口々に声をかけてくださいました。
















演奏を終えて間もなく、
「なのはなのくまちゃんクッキー90枚が完売しました!」
という声を聞きました。
会場ではバザーも開催されていました。
売り上げは、
宮崎県口蹄疫被害の義援金に充てられます。
(会場入り口には、
募金箱も設置されていました)
「くまちゃんクッキー」とは、
なのはなファミリーが出品した
めだかちゃん手作りのクッキーです。
「かわいくて食べられないわー」
「家族のお土産にするね」
「男前のくまさん、くださいな!」
たくさんの方々が
そんな風に声をかけて買ってくださり、
昼前に完売することができたのです。
演奏の成功と同時にクッキー完売の知らせを聞いて、
嬉しさが2倍になりました。


















今の自分たちの精一杯の演奏をし、
観客の人たちにも楽しかったと言っていただける、
そんな機会をいただけることは
ほんとうにありがたいことだと思います。


お父さんは、
クラリネットのわたちゃんの音が、
少し前よりも2倍は大きくなったと言いました。
それだけの練習を重ねて、
自信を積み上げることができたのだと思います。


















まだまだ、完成形にはほどとおいけれど、
私たちは今回のステージで
今の自分たちの100パーセントを出し切りました。






なのはなファミリーの演奏は、まだまだ進化します。
たくさんの人たちに支えられて得られたこの成功体験を1つのステップにして、
次のステージに臨みたいです。
より進化したなのはなファミリーの演奏で、
観客の人たちに新鮮な驚きや、希望となるメッセージを伝えられるように、
そしてそれらを自分たちの自信にできるように、
これからも日々、みんなと成長していきたいです。





今日のなのはなは しおり でした。


今日のワンショット

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