5月19日のなのはな


朝から予報通りの雨です。
お父さんとお母さんは、新しいミーティング・プログラムを準備してくれていました。

なのはなファミリーは摂食障害回復のための施設なので、
随時、回復のために必要なミーティングを開いています。
今回、準備してくれたプログラムは、
入居の新しい子から段階を追って、
全ての子がレベルアップするための総合的なものということで、
終了までかなり日数を必要とします。

その間、ミーティングと作文、
そしてミーティングと何度も繰り返されますが、
ミーティングを終えるたびに誰もが成長を実感できるので、
みんなが楽しみにしていました。

雨の日は、外での作業ができないので、
絶好のミーティング日和です。
朝からミーティングが始まりました。

















摂食障害を抱えた女性の大きな問題点は、
「食べられない」とか「食べ過ぎる」とか、
そういうことではなくて、
つかみどころのない不安感や、
どう生きたらいいのかわからないとか、
自分がどんな人間かわからないという苦しさが
問題の大部分を占めます。
なぜ、不安になっているのか、
なぜ、自分を見失ってしまったのか、
そこをきちんと理解し、
自分が消化できずにいた体験や感情のすべてを、
整理して、完全に消化する、
それが摂食障害の回復には欠かせないことです。
摂食障害を理解するためのミーティングなのです。

きちんと理解して、気持ちの整理がついた子たちは、
これから自分がどう生きていけばいいか、
はっきりと生きる目標や、
生きる意味を見つけることができます。
そうして得た目標は、あまりブレることがありません。
病気ではない状態に戻るということではなくて、
新しい人生を始める、ということなのです。
この一連のミーティングでたくさんのことを吸収して、
また大きく成長したいです。





午前中は、
今日のミーティングの内容などについての話を聞いたあと、
小グループに分かれて、長時間のミーティングを行いました。
昼食の後、2つのグループに分かれて
それぞれお父さんとのミーティングを行い、
それを終えてから
ミーティングをもとにした作文に取りかかりました。


















みんなリビングや図書室で真剣な表情でパソコンに向かい、
自分の考えをまとめていました。
テスト前のキャンパスのような雰囲気です。
みんなと同じ空間で真剣に取り組めるのは
とても心強く、嬉しくなりました。





みんなが作文を書いているころ、
家庭科室ではお父さんと台所の人が魚を捌いていました。
今日の魚はブリです。



全長90センチ、重さ5キロのブリが3本、届いていました。




















お父さんは蓋を開けて取り出したとき、
ものすごく嬉しそうな顔でした。



お父さんが楽しそうに捌いているのを見ていると、
こっちまで胸が躍りました。
今まで切り身でしか見たことがなかったのですが、
その大きさには驚きました。
ブリの大きさを見て、この魚を食べるのかと思うと、
気合いが入りました。






ブリは照り焼きに変身して、
夕食に登場しました。
ブリが来ると決まった時、
みんなで焼いて食べるか、お刺身にするか多数決をとって、
焼くことになったのです。
ブリは脂がのっていて、
身も柔らかく、とても美味しかったです。
新鮮だと、本当に美味しさが違うなと思いました。
お魚が来ると嬉しいし、
次は何が来るのか楽しみになります。

今日のなのはなは かおり でした。

今日のワンショット