6月25日 今日の山小屋

朝、山小屋のリビングに入ると、
正面のホワイトボードにかわいい絵が描かれていました。
「さやかちゃんHAPPY BIRTHDAY! WE LOVE YOU」
そう、今日は私の18回目のお誕生日です。
なのはなでは、お誕生日の子がいると、
朝からホワイトボードやその子の朝食の席を飾りつけ、
みんなで「ハッピーバースデイ」の歌を歌います。
私はこんなに沢山の人に
「おめでとう」
と言ってもらったのは生まれて初めてで、
食事の席でみんなが言ってくれるお祝いの言葉に
胸がいっぱいになりました。
ひとりひとりと目を合わせていると、
みんなが目で「大好きだよ」と私に言ってくれているのを感じて、
まるで春の縁側でまどろんでいる時の様な
優しい気持ちになりました。



午前中は、「TAKE5」と「ZOO」の個人練習をしました。
「TAKE5」はリズムが5拍子で難しい曲なので、
しっかり音を取って、
格好よく演奏出来るようになりたいです。



午後は美作アリーナにソフトバレーをしに行きました。
今日はみんなが大好きな「TAKE5」の楽器のパートでのチーム分け。
いつもと違うメンバーでの試合に、
みんな新鮮な気持ちでのぞみました。
今日は同じチームの子が、
「勝ってさやかちゃんに勝利をプレゼントしよう」
と言って張り切ってくれたり、
私が点を入れたら一気に2点入るという
「さやちゃんポイント」
を作ってくれたりして、
みんなの気持ちがとても嬉しかったです。



午後は黒豆の種のまき直しや、
納涼祭に向けて、
ダンスのオーディションをしている子達もいました。



「新鮮直送便まごころ」チームの黒豆は、
種蒔き培土と普通の土をまぜたものに種を蒔いたために、
上手く発芽しませんでした。
お父さんが食事の席で、
「種蒔き培土は種が発芽しやすいように殺菌・消毒してあるので、
普通の土と混ぜて使ってはいけない」
ということを教えてくれました。
私は黒豆の担当ではなかったのですが、
夕顔(かんぴょうになります)の種蒔きの時に同じ失敗をしていたので、
(もっと物事の本質をとらえて、正しく判断できるようになりたい)
と思いました。

夕飯後、演劇部によるお誕生日劇がありました。
みんながリビングに集まって観る温かい劇。
お父さんお母さんの間に用意された特等席に座って、
満たされた気持ちになりました。
今回の劇の内容は、
「不思議の国のアリスの世界の住人や、トトロが
ねこバスに乗ってさやかちゃんのお誕生日をお祝いしに行く」
というものでした。
私はこうちゃんが演じるトトロが大好きなので、
こうちゃんトトロに会えて嬉しかったです。
演劇部のみんなは、この日のために
私の好きな物や将来の夢などのアンケートをとってくれたり、
朝や食事前の時間に一生懸命練習をしてくれていました。
私のことを喜ばせようとしてくれる優しい気持ちが嬉しくて、
こんなに素敵な家族がいることを幸せに思いました。



夜、お父さんが壊れたアルトサックスを直してくれました。
私はサックスの担当なのですが、
このサックスは、キーの軸が曲がってしまっていて、
どうしても直すことができず、困っていました。
一度修理に出したけれど、
「直せない」
と返されてしまったほど修理の難しいサックスです。
そのサックスをお父さんの所に持って行くと、
お父さんは今されている仕事を中断して、
サックスの修理にあたってくれました。
試行錯誤しながら修理してくれるお父さんの姿が、
それだけで嬉しくて温かい気持ちになりました。
最後にキーの曲がりがきれいにとれて、
上から下まで全ての音が出た時には、
プレゼントをもらった時のような嬉しい気持ちになりました。

今日は、バレーの試合での勝利や、さやちゃんポイント、
演劇部の劇や直ったサックスなど、
みんなから沢山のプレゼントをもらえて、
とても幸せな一日でした。
今までで一番すてきなお誕生日でした。

今日の山小屋は、さやかでした。