![]() |
| 家族に包まれたコンサート 前回のさくらまつりでは腰を故障してダンス部に参加出来ませんでした。 見学の立場から見たダンス部は、想像以上に一体となり格好良くて驚きました。 (スプリングコンサートでは皆とダンスを踊りたい) と意気込み、今回に臨みました。 しかし、コンサートへ向けて朝の練習が始まり、私は初めダンスの気持ちになれておらず、時間に遅れていきました。 リーダーのまこちゃんが、 「大切な時間なので、遅れないでもらえたら嬉しいです」 と言ってくれました。 真面目に取り組もうとしていないことに気がつき、心持ちが間違っていた、と修正することが出来ました。 ダンスに対する心持ちが変わり、 (リーダーのまこちゃんに気持ちを添わせよう、良い空気を作る1人になろう) と気持ちを変えて練習に取り組みました。 自分1人の個人プレーではなく、全員で一つのダンス。 上手い下手ではなく、皆に気持ちを沿わせて見せるダンス。 動きを合わせて、気持ちも合わせていく、なのはなのダンスを踊りたいと思いました。 練習の中で1番良い動きの人を基準にして、その人を手本にして、皆が動きを揃えていく練習の仕方が私は好きです。 形が揃っていく度に、気持ちも揃って心が一つになるのを感じました。 間違った振り、皆と踊りがずれていればストレートに「違うよ」と指摘し合えたのも嬉しかったです。 ただ仲良しこよしの楽しい練習ではなく、もっと良く表現しようと、高め合える練習が出来て良かったです。 今回、練習時間は短かったけれど、まこちゃんをリーダーにダンス部で一体となれたことを嬉しく感じます。 いつでも個人ではなく、自分の役割に責任を持って、気持ちを添わせていきます。 ・心で感じる 私は最初、スプリングコンサートでの小バンドメンバーから外されていました。 前回の新春コンサートでは、結果、評価にとらわれて不完全燃焼になり、後悔に終わりました。 (スプリングコンサートでは同じ失敗を繰り返したくない、もう1度挑戦したい) と意気込んでいたので正直、驚き、ショックでした。 その反面、スッと肩の力が抜けたのを感じました。 どこか、小バンドの私、ドラムの私、と気負っていたところがあったのだと思います。 (お父さんお母さんが決めたことには意味があって、1番正しくて優しい方法だから、不安になったり、疑問を持つ必要はないから受け入れよう) と思いました。 新生小バンドが始動してから、かよちゃんと分担して、たかちゃんにドラムの叩き方を教えさせてもらいました。 たかちゃんはドラムの経験があり、短い時間の中でどんどんマスターしていきました。 自分のしてきたドラムを他の人に伝えていく中で、 (私自身まだまだ未熟だけれど、お父さんお母さん、和田さん、かよちゃん、りょうさん、みかちゃん、沢山の人に支えられてドラムをゼロから作れたこと、後に続く人に伝えられることが嬉しい。ドラムをやらせてもらった時間、過程は自分なりのドラマがあったからこそ伝えられるものがある。ドラムが好きだ) と思いました。 途中からドラムに参加させてもらうようになりました。以前よりもドラムを楽しめて、音楽を心で感じることが出来るようになった変化を感じました。 小バンドの演奏の中で私の役割はドラムです。 ドラムを通して、 (自分も音楽を作る一部。皆を引き立てる1人。表現者として聴く人の心に響く音楽を作る責任がある) と思います。 ・表現者の1人として 小バンドの演奏を聴いて、表現者として一生懸命伝えようとする皆の姿や、音が心に響き感動しました。 やっちゃんがいてくれたことも心強く、ミキサーを初め、凄く支えになり感謝の気持ちでいっぱい。 今回は全体演奏が六曲と少なく、1つの曲を集中的に練習して、完成度を高めることができたと思います。 私は今まで自分に拘り、頭で固くなって間違えないように、出過ぎないように、と演奏していました。 殻を作っていては皆と演奏する楽しさ、深い一体感も味わうことができません。 今回の練習では、 (自分に拘らない。皆との演奏を楽しんで音楽を深く感じる。もっともっと良い音を出して進化させていく) と意識していました。 私は「何度でも」では、ギターを1年前から担当しています。 全体練習の中で1度、お父さんが「何度でも」のギターを弾いてくれました。久しぶりに聞くことができ嬉しくて、耳にずっと残っていました。その時から、 (お父さんの音に近づけるように、お父さんのように弾けるようになりたい) と練習しました。 また、私は島唄のあいちゃんの初めのギターソロが好きです。練習する姿を見て応援したくなります。 ドラムなので、 (たとえあいちゃんが間違えてもドラムでフォローして間違いも一緒に皆で上手く演出して笑えたらいいな) と、いつも思って準備はしているものの、あいちゃんはいつも成功しています。 どんどんたくましくなるあいちゃんが格好いいなと思います。 途中のドラムソロでは中々恥ずかしさが抜けなくて、かよちゃんと、 「思い切り叩こう、笑顔で楽しもう」 と高め合いました。かよちゃんとはドラムで繋がり、成長しあえて大きな支えとなる存在です。 「自由」では、お父さんの指揮棒に合わせて、 「やだやだやだやだ……」 とお父さんを見て皆で叫ぶのは気持ちがよく、やる度に目に見えて「自由」が進化して、声、楽器の音が一つになっていきました。 練習で一度、やっちゃんがお父さんの代わりに指揮棒を持ってくれたことがありました。 その姿がお父さんそっくりで印象に残っていています。 皆でする楽器演奏は楽しく、もっともっと、と上を目指し、それぞれが役割を持って気持ちを合わせ、演奏する時間が大好きだと感じます。 ・気持ちを歌に スプリングコンサートでは、久しぶりに「ハナミズキ」を合唱することになりました。 皆の大好きな曲で、歌うといつも大好きなお母さんの優しい顔が頭に浮かびます。 お父さんが教えてくれたように、口角を上げて、上の前歯を出して練習しました。 それぞれのパートが重なって皆の声が1つになる一体感を感じられました。 気持ちを歌にしてストレートに表現できる合唱は気持ちがいいです。 聴いてくれる人に伝えよう、と気持ちを外に向けて歌うけれど、自分自身にも歌詞の意味が返ってくる気がして前向きになります。 私は今回、受付のリーダーをやらせてもらいました。新春コンサートでも受付係だったけれど、リーダー任せで受け身でした。 メンバーはまちこちゃんとなっちゃんでした。 私は、 (2人は色々と忙しそうだから) と遠慮して気を遣ってしまいました。 中々集まれず、意思疎通、共通認識も出来なくて気持ちを合わせることが出来ませんでした。 私は受け付け係として、受付の飾りのことばかりが頭にあり、 (受付は入り口となるものだからゴチャゴチャと派手にしない方がいい。けれど手を抜かないもの) と考えて、時間もなく焦って1人で動いてしまいました。 (このままでは個人プレーで終わってしまう、1人で頑張っても意味がない。このままではいけない) と思い直し、なっちゃんと話をしました。 なっちゃんは 「受付係は当日の親御さんのスムーズな対応が大切」 と言い、私自身視野が狭かったことに気が付きました。 映し鏡でお互いずっとモヤモヤとしていたので、本音でぶつかりあうことができて心の曇りがとれました。 それからは受け付け係で意志疎通して作業を進めることができました。 ・温かい雰囲気の中で 雨の為、一時はアリーナで行う予定になっていたけれど、前日、予報が晴れに変わり、無事に山小屋で行うことになりました。 皆で作ったステージでコンサートを迎えられて、親御さん達になのはな建設で作った玄関をを見てもらえるのが嬉しかったです。 当日、風が吹く度に梨の花が舞い、色とりどりの風車がくるくると勢いよく回って、春のコンサートを演出していました。 手作りのステージの上に楽器が並び、手作りの飾り、看板、お揃いの黄色のはっぴ、コンサートへ向けて皆で作ってきたものがようやく一つになった喜びを感じました。 合唱「ハナミズキ」でコンサートはスタートしました。 歌っているとき、私の視界にはお父さんとお母さんの姿がありました。 感謝の気持ちでいっぱいになりました。 演奏ではお父さんとやっちゃんがずっと音の調整をしてくれました。 目の前にはおじいちゃん、お父さん、お母さん、亜希子さん、俊源さん、須原先生、河上さん、が笑顔で私達を見守っていてくれました。 そして私の側には笑顔で一生懸命演奏する格好いい大好きな家族がいました。 (私にはこんなに沢山の家族がいるんだ。志を共にして、良く生きたい、一生懸命全力で生きようとする仲間がいるんだ。何があっても心強い皆がいれば1人じゃないんだ) と感じ、胸がいっぱいになりました。 終始皆の存在を感じて、胸が熱くなりました。 「こうちゃんと愉快な仲間達」が仲間入りした「ウリ太郎劇団」は、人数も増えて更にパワーアップしていました。 新しく入ったメンバーの、意外で面白い一面が見れて、会場を盛り上げてくれました。 3人の年を合わせて102歳の漫談トリオ「102」 は、テンポの良さと少し古めのネタが面白おかしく、楽しかったです。 ダンスでは、前日のマラソンの疲れを心配していたけれど、本番踊っているときはダンスに集中することが出来ました。 ダンスの気持ちになれば、身体の痛みに負けることはありませんでした。 親に向かって「Take You There」で強気な目線、縛られない自由な動きで、反抗的な強気な気持ちを表現しました。 そして一緒に踊る仲間の存在、応援してくれる家族を感じて、心強かったです。 ・力強い歌 最後は小バンド演奏でした。 「BORDERRINE」ではあすちゃんの歌う姿から目が離せなくなり、涙が溢れました。 あすちゃんの歌声には聴く人の心を動かす力があると思います。もっともっと沢山の人にあすちゃんの歌声を聴いて欲しいと思います。 「WE CAN GO」の亜希子さんは、練習でもいつも120%で本気で歌っていて、憧れていました。お父さんお母さんと同じだなと思います。 本番で歌う亜希子さんはいつも以上に本気で、150%の力強さを感じました。 サビの歌詞を口ずさむ小バンドのメンバーも凄く楽しそうでした。この歌の 「We are get freedom、羽根をなくしても私は飛べるから」 という歌詞がいつも心に残ります。この歌をずっと大切にしたいと思います。 私は小バンドでいつもお母さんが歌う姿を見ていました。お母さんはいつでも120%全力で本気でした。 お母さんを尊敬し誇りに思います。 当日も親御さん達がいる中、私達に向かって、 「その船を漕いでゆけ。お前の手で漕いでゆけ。お前が消えて喜ぶものにお前のオールを任せるな」 と力強く歌うお母さんの姿は強くて優しくて、世界一のお母さんです。 (もう親に縛られず、自分のドラマを作っていきたい、なのはなの家族、価値観をベースにして、まだ見ぬ沢山の人と必要とし合う関係を作るんだ) と思いました。 ・大好きなお父さんお姿 ラストはお父さんの「傘がない」です。 私はいつもお父さんの後ろで、お父さんの大きな背中を見ながらドラムを叩いています。 お父さんの先にはいつも大好きな、お母さんがいます。 お父さんが、お母さんに愛している気持ちをストレートに表現する姿は、格好良くて大きくて優しくて、なのはなのお父さんお母さんは世界一です。 ずっとずっとお父さんお母さんの背中を見て、成長していきたいです。 今回のスプリングコンサートでは、今までで1番家族の存在を感じることができて、皆との一体感を感じながらの演奏ができました。 だから、反省も多々あるけれど、自分自身、今回凄く満足しています。 それはきっと、失敗しないか、上手く出来るかと、結果や評価に捕われなかったからだと思います。 自分に拘らず心を開いて、練習でも本番でもみんなとの一体感を感じようとして、心を添わせられたからだと思います。 実行委員、飾り係、ウリ太郎劇団など、自分は参加していないけれど、他の人の成功も自分のことのように嬉しく感じました。 自分と、皆との境界線がなくなって同化できたような気がします。 ・兄と会って 私の兄が、マラソン大会、コンサートに来ました。私は、 (実家の両親は呼ばれたら絶対私に会いに来るはず) と思っていたので、兄だけだったことに驚きました。 来られなかった理由はわからないけれど、親自身、私に対して依存心、関心が薄れたのではないかと私なりに解釈し、安心しました。 マラソン大会で久しぶりに会った兄は幼く感じました。 兄を客観的に、今までより距離感を保って接することが出来ました。 ゴールした後、私は兄に 「私の家族すごいでしょ、かっこいいでしょ」 と1言だけ言葉を交わしました。 そして次の日のスプリングコンサートにも兄は来ました。 兄はカメラで写真を撮っていました。その写真を帰ってから家族に見せるのだと思います。 私は自分だけが写真を撮られることに違和感を感じ、 (どうしてなのはなのみんなを撮らないのだろう、もっとみんなを撮ってほしい) と思いました。 兄を前にして、 (私にはこんなに沢山の家族がいる。心強い仲間がいるんだ) と思いました。 終わった後、少しだけ話をした時兄に、 「マラソン完走できてよかったね」 といわれました。私はあまり嬉しくありませんでした。 (私はマラソン大会で力の出し惜しみをして自分と向き合うことができなかった。自分の全力を感じることができなかった。頑張れなかったのにどうして良かったと褒めるのだろう) と違和感を感じました。 なのはなのお父さんはミーティングで、 「いまいちだった」 と言って、正しい評価をしてくれました。 なのはなのお父さんは簡単に褒めたりしないし、1人1人に合った正しい評価をしてくれます。 私はお父さんから「いまいち」と言ってもらえなかったら、きっと浅い次元でマラソン大会に満足してしまっていたと思います。 兄の私に対する見方と、お父さんが私に対する見方には差があり、評価にも差があり、お父さんは私達に高いものを求めてくれていて、すごく嬉しく感じます。 そして私の兄も自立できてなくて、親離れができていません。生きにくさを感じていると思います。 こうちゃんが1人目となり、これから男性入居者が増えていくのなら、兄にもなのはなファミリーに来て、癒され、心の家族を作り、自分の道を歩んでもらえたら嬉しいなと思います。 |
![]() |