まさこ②
私は、苦しくて孤独だった自分を無かった事にして、お金や、外見や、目に見えるもので、人生の一発逆転を狙っていたのだと思います。絶対にそう出来るはずだと信じていました。
だけど今は、そんな自分がいかに間違った方法で、人生を取り戻そうとしていたのかがよく解ります。
どんな人間にも限られない、目に見えるものでは心の傷を癒す事なんて出来ないのです。 私たちが求めているのは、深く理解し、理解される事。お互いを思いやり、優しさと強さを分け合って生きる事。
同じ志を持つたくさんの仲間と手を繋ぎながら、悠々と人生を切り開いていく。普遍的な生き方と、真実の愛情こそが、私たちに必要な回復への道すじだったのです。
私にとって、なのはなから始まったその1本道は、どこまでも長く延びて、広大な景色を鮮やかに見せてくれるのです。そしてやがては、加速度を増して枝分かれをして、道はどこまでも広がっていく。
そう、私はどこへでも行ける。その道の途中で、どれだけ多くの仲間に出会えるのかと思ったら、こんなにワクワクする事って無いと思います。
私は、これから出会うその仲閒たちに、なのはなで生まれなおした私を通して、お父さんとお母さんの考えを伝えていきたいです。
私は、なのはなに来る事が出来て、たくさんの家族と、愛情を教えてくれるお父さんとお母さんに出会いました。これはまさに運命で、やっぱり私は、治るべくしてここで治っていくのだと思います。
世の中の目に見えるもの、表面だけの価値なんて取っ払ってしまいたい。
まだまだスタートしたばかりの私ですが。普遍的な幸せを共有しあえる、優しい関係、優しい社会を作っていきたいです。そうじゃなきゃ、この崩壊ぎりぎりの社会では、もう誰も生きてなんていけない時代になっているのだと思います。
私は、なのはなの子としてのプライドを持って、その道を切り開いていきたいです。
○納涼祭に向けて○
私が今回、挑戦させてもらう楽器の中に、「何度でも」のギターがあります。
以前から、編成には入っていたのですが、練習してもなかなか上手く出来なくて、一人でもんもんとしている状態でした。
納涼祭への本格的な練習が始まって、私はもろちゃんから、
「Zooのハーモニカを教えてもらえたら嬉しいです」
と、声をかけてもらいました。
そして、もろちゃんは、
「まさちゃん、“何度でも”のギターだよね?前から編成に入っているなって思って、ずっと待ってたんだよ。一緒に練習しよう」
とも言ってくれました。私は凄く嬉しかったです。
すぐにZooのハーモニカの音階を書き出して、もろちゃんに渡しました。それを見ながら、森盛庵のスロープに座って、2人でハーモニカを吹いた時は、家族の存在を感じて温かい気持ちになりました。
もろちゃんも、何度でもの歌詞をパソコンで打ったものに、ギターのコードを丁寧に書いてくれて、解りやすく色分けまでしてくれました。もろちゃんの優しい心使いに、胸がいっぱいになりました。
私は、人にどう頼ったら良いのか、変に遠慮してしまって、一人で何とか練習してギターを習熟しようと気張ってばかりいました。
だけど、もろちゃんが、気持ちよく心から、自分の知っている事を伝えようとしてくれているのが解って、とてもとても嬉しかったです。
ギターとハーモニカを、お互いに伝え合って、
「頑張ろうね!」
と、言い合えた事が、私の大きな力になりました。
←前のページへ
|